【ポーランド】外国人の入国禁止へ – コロナウイルス感染拡大で【緊急事態宣言】

ウイルスマスク

ポーランド・モラヴィエツキ首相が14日、ポーランドで記者会見を開き、「感染脅威事態」を宣言し、コロナウイルスの感染拡大防止のための追加的措置の導入を発表しました。国境審査の復活や外国人の入国禁止、学校やジム、博物館などの施設の閉鎖、レストラン・バー・カフェなど飲食店はテイクアウトまたはデリバリーのみ可能など、さまざまな制限を発表いたしましたので、詳細をまとめます。

 

こ〜き
ポーランド・ワルシャワで開催しています言語交流イベント「日本語を話そう」ですが、今月の開催を予定しておりましたが、コロナウイルスの感染拡大防止のため、来月以降の開催となります。コロナウイルスの感染がこれ以上広まらないことを祈っております。

1.コロナウイルスについて

世界的に大きな影響を受けているこの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。WHO(世界保健機関)は、感染の中心が中国からヨーロッパに移ったとの認識を示しました。東ヨーロッパのポーランドでも、先週初めての感染者が確認され、死者も出るなど、影響が広がっています。

症状

コロナウイルスは呼吸器系の病気で、発症すると発熱から始まり、乾いた咳、そして1週間が経過すると、息切れ、呼吸困難になり、一部の患者は入院が必要になります。コロナウイルスの症状は以下の通りです。

  1. 鼻水
  2. 喉の痛みや腫れ
  3. 発熱
  4. 筋肉痛、だるさ
  5. 重症の場合、呼吸器症状

このように、通常の風邪やインフルエンザと症状がほとんど同じなため、これらの症状があるからといって、新型コロナウイルスの症状とは限りません!

コロナウイルスの脅威

今回の新型コロナウイルスがこれほど社会問題となった要因は主に2つです。

まず致死率です。新型コロナウイルスの致死率はおよそ2パーセント、インフルエンザの約10倍といわれています。一見低い数字にも見えますが、これが大きな問題となっています。通常若くて健康な方はインフルエンザ同様、死亡するリスクはほとんどありません。しかし、WHO(世界保健機関)と中国政府が発表したデータによると、感染した80歳以上の致死率は21.9パーセントと非常に高く、重症になると、新型コロナウイルスは肺炎や重症急性呼吸器症候群、多臓器不全などにつながり、場合によっては死に至ることもあります

また、高齢者だけでなく基礎疾患(ぜんそく、心不全、COPDなど呼吸器疾患、心臓病など)のある方たちは、感染後の死亡リスクが非常に高いと言われていて、データでも持病がある人の致死率は相対的に高くなっています。

もう一つの要因は潜伏期間です。WHO(世界保健機関)によると、感染から発症までの潜伏期間は最大14日間(一部の研究者は最長24日の可能性)もあるといわれており、突然症状が出てしまうので、これも新型コロナウイルスが脅威となった要因のひとつだと思います。

こ〜き
これ以上感染が広まると、高齢者や基礎疾患のある方がこれ以上にどんどん亡くなっていってしまいます。若くて健康で死亡リスクはない僕なども、ひとりひとりが感染しないように予防をしないとですね…。

2.ポーランド政府の対応

3月13日(金)夜、ポーランド・モラヴィエツキ首相が記者会見を開きました。政府は、14日より「感染脅威事態」を宣言し、コロナウイルスの感染拡大防止のための追加的措置の導入を発表しました。その内容をまとめました。

1.国境審査の実施

一時的に対EU加盟国との国境が復活し、全ての国境地点で国境審査及び衛生検査(体温測定等)が実施されます。国境審査は10日間実施され、状況に応じ延長の可能性があります。また、国境審査期間中に入国したポーランド国民は、14日間の自宅隔離措置となります。

2.外国人の入国禁止

3月15日(日)0時より、外国人は一時的に入国禁止になります。また、以下の方はこの措置が適応されません。

  • 配偶者又は子供がポーランド国籍を有する者
  • ポーランド・カード(注:外国人のポーランド国民への帰属証明書類)を有する者
  • ポーランドでの永住権、滞在許可証または労働許可証を有する者

3.国際航空便及び国際鉄道便の停止

lotポーランド航空

3月15日(日)より、全ての国際路線の旅客航空便及び鉄道便の運行が停止されます。国内路線の航空便及び鉄道に関しては,従来通り運行されます。ポーランド国民は、チャーター航空便での入国のほか、車両による陸上国境地点からの入国が可能です。また、貨物航空便及び鉄道便は従来通り運行するため、物流への障害は生じないとされています。

4.大規模商業施設の営業制限

大規模商業施設は、食料品店・薬局・ランドリー以外の営業が制限されます。その他の販売店や金融機関は、通常どおり営業されます。

5.飲食店等の営業制限

レストラン・カフェ・バー等の飲食店は、テイクアウトまたはデリバリーのみ可能となります。

6.各施設の閉鎖

スポーツジム・プール・ダンスクラブ・フィットネスクラブ・博物館・図書館・映画館が閉鎖されます。

7.学校閉鎖

学校、幼稚園及び保育園が閉鎖され、大学の授業も停止されます。政府は各大学等に、オンライン授業の可能な限りの活用の検討を要請しています。

8.集会の制限

屋内外を問わず、公共及び宗教的な性格を有する50人以上の集会を禁止する。

聖十字架教会

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2018年5月27日

3.影響

3月12日(木)、ポーランド政府が、学校や会社などに25日までの閉鎖を要請したことを受け、ポーランドでは多くの影響がありました。

スーパーに長蛇の列

スーパーマーケットなどでは、トイレットペーパーやハンドソープ、パスタなどの買い占めがはじまり、多くのスーパーマーケットで長蛇の列が見られました。

アジア人差別

僕は差別などを受けたことがまったくありませんが、日本人留学生の友達は、レストランにて「できれば帰ってほしい」と言われるなど、アジア人との交流を嫌がる方も増えているようです。確率的にアジア人の感染率が高いため、こればかりは仕方ないことですね…。相手もできれば感染したくないから言っていると思うので…。

留学生の受け入れ中止

ポーランドに留学が決まっていた新留学生も、急遽受け入れが停止されました。

現地の様子

ワルシャワ歴史地区

ワルシャワ歴史地区

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2019年8月25日

 

ポーランドでは、学校や会社などが閉鎖されているため、外出する人が非常に少なくなりました。通常人混みとなっている平日のビジネス街も、このように人がまったく見られません。

4.対策

このような脅威的なウイルスに感染しないために、これ以上被害が広がらないためにも、自分ができることをしていきたいですね。コロナウイルスに感染しないためにどうやって予防するかをまとめました。

予防

各国の保健当局によると、インフルエンザなど他の呼吸器感染症と同じように、頻繁にしっかりと手を洗うなど基本的な予防対策がもっとも重要だといいます。予防、対策方法は主に以下の通りです。

予防方法

  1. 石鹸を使って頻繁に手を洗う
  2. 咳やくしゃみは使い捨てティッシュで受ける
  3. 使ったティッシュは捨てて手を洗う
  4. ティッシュがない場合は肘や袖の内側で受ける
  5. 洗ってない手で目・口・鼻を触れない
  6. 具合の悪い方には近づかない

現時点では、新型コロナウイルスがどうやって伝染するのか、まだ正確には分かっていませんが、類似しているウイルスは飛沫(感染者が咳やくしゃみをした時に空中に飛散するもの)によって伝染します。

こ〜き
世界的社会問題となってしまったこの新型コロナウイルス。予防対策を万全にして、早く終息するよう祈っています。

投稿者プロフィール

Koki
ポーランド・ワルシャワのショパン音楽大学ピアノ専攻在学中の二十歳。元読売新聞ジュニア記者でデスクも担当していました!
ピアノ歴は5年と新参者ですが、音楽だけでなくヨーロッパナビの運営やヨーロッパ内での日本語交流会のイベントの開催など、さまざまな活動をしています!野球などスポーツも大好きで、ヒッチハイクやバックパッカーもしている怪しい人間です。笑

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