フランスのグルメ

グルメの国というイメージの強いフランス。日本でフレンチレストランといえば高級・高額という連想が浮かぶほど。美食家揃いで食べ物には強いこだわりを持つと思われがちなフランス人ですが、いったい何を好むのでしょう。

ブイヤベース(La bouillabaisse)

 マルセイユが本場ですが、元来は漁師料理で、漁から戻って市場で売り物にならない魚介類を使って作られました。国際的に有名なブイヤベースの高い評判は、材料や調理法が細かく正確に規定された1980年創設の憲章で守られています。

フォアグラ(Le foie gras)

 ガチョウまたはカモの肝臓をベースに作られるフォアグラは、年末のパーティーの花形で、世界においてはフランス美食の代表格です。ブリオッシュ風のパンや時としてフレッシュなイチジクと一緒に、ソーテルヌ、モンバジヤック、ジュランソンなどの甘口ワインとともに味わいます。

チーズフォンデュ(La fondue savoyarde)

 チーズ好きにはたまらないチーズ料理の代名詞です。芳醇な香りが漂う、滑らかでとろりとした……。作り方は数種類のハードチーズをおろして、ニンニクをこすりつけたフォンデュ鍋に入れ、白ワインを加えて溶かします。

タヒチ風魚のマリネ(Le poisson cru à la tahitienne)

 新鮮さと香りがいっぱいの実に魅力的な一品で、ごく短時間でできる簡単レシピです。魚の身を薄くスライスし、ライム、玉ネギ、塩、コショウでマリネします。ココナツミルクをかける、またはすりおろしたココナツを散らせば完成です。

サモサ(Les samossas)

 米や小麦の生地を折りたたんだサクサクの皮の中に、肉や魚、チーズ、野菜などで作った香り豊かな具が隠れています。サモサ、サムサ、サンボなど、呼び名はさまざま。油で揚げて前菜に、また食前酒のつまみに供されます。

舌平目のムニエル(La sole meunière)

 フランス国王ルイ14世の宮廷で極めて評判が高かった舌平目は、フランス料理で最も調理される機会が多い「高貴な」魚の一つです。「ムニエル」という料理名は、小麦粉を作る職人「ムニエ」に由来します。舌平目に小麦粉をまぶして焼くことから、この名前がつきました

クロック・ムッシュー(Le croque monsieur)

 こんがり焼けたサクサクの食感で知られるクロック・ムッシューは19世紀初め、パリのカフェで生まれました。このサンドイッチは前菜として、また手早く取れる昼食のメイン料理として、フランスのブラッスリー、ビストロ、軽食スタンドの定番中の定番メニューです。

ソーセージのルガイユ(Le rougail saucisse)

 香り高い煮込み料理で、作り方も簡単です。タイムやニンニクで香りづけした脂身の少ない、生か薫製のおいしいクレオール・ソーセージを使って、ショウガやトウガラシで軽くスパイスをきかせたルガイユが定番中の定番です。