オーストリアのグルメ

ハプスブルグ帝国の時代から、ヨーロッパ各国の文化の通り道だったこともあり、オーストリア料理は周辺諸国の様々な特色を取り入れて独自の料理として定着しているものが多い。家庭的な料理から洗練された一皿まで、旅の食事はグルメでも満足できるだろう。伝統料理で有名なのは「ヴィーナー・シュニッツェル」。子牛肉を叩いて薄くのばしてパン粉を付けて焼いたウィーン風カツレツともいえる料理で、日本人の舌にもとても合う。また首都ウィーンでは「ザッハ・トルテ」をはじめとしたスイーツも有名。観光で疲れたら甘い物で休憩を取ろう。

ウィンナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)

ウィーンを代表する料理「ウィーン風カツレツ」。仔牛の肉を叩いて薄く伸ばし、パン粉を付けて揚げたもの。サクッとした歯ざわりと、やわらかな肉のうま味が楽しめる人気料理。店によって赤スグリソースも添えられる。

グラシュ(Gulasch)

隣国ハンガリーから伝わったパプリカ入りのソースで煮込んだシチューのような料理。イノシシ肉や魚など主となる具材はさまざまだが、定番は牛肉を煮込んだリンズ・グラシュ。やや濃いめの味。

ターフェル・シュピッツ(Tafelspitz)

フランス・ヨーゼフ1世お気に入りの伝統料理。牛ランプ肉と野菜をじっくり煮込み、2種類のソースに付けて食べる。鍋ごとテーブルにセットして、スープともどもに味わえる店もある。

カイザーシュマーレン(Kaiserschmarrn)

皇帝フランツ・ヨーゼフ一世(在位1848-1916)の大好物だったというカイザーシュマーレンですが、とっても庶民的で根強い人気のデザートです。ラムレーズン入りの薄く焼いたパンケーキを小片にくずしたものに、粉砂糖、シナモンをかけ、りんごなどの果物コンポートが添えられます。アルプス山岳地方でとりわけ人気があります。ボリュームたっぷりなので、ランチとして食べるのもおススメです。

アインシュペンナー(Einspänner)

モカ(ブラックコーヒー)をグラスに注ぎ、ホイップクリームを浮かべた日本で「ウィンナーコーヒー」と呼ばれるものがこれ。ちなみにウィーンでは、モカに同量の泡立てたミルクを入れたメランジェが最もポピュラー。