
2018年7月版 ドイツ入国前に、ビザや空港での入国審査などの情報を把握してから、安心して入国しよう!あなたのパスポートは大丈夫?シェンゲン協定ってなに?ビザはどうやって取るの?ビザなしで入国出来る?入国審査をスムーズに乗り切るコツは?入国や出国にまつわる様々なルールなどを徹底解説します。
ドイツまでの直行便は、特にルフトハンザドイツ航空が多くの都市へ飛ばしています。
旅行や留学、就学などで海外へ行くには、事前の準備をしなければなりません。調べずに行ってしまうと、最悪の場合収監、強制送還などされる場合があります。出発前の準備から入国、出国までの一連の流れをご紹介します。
目次
ビザについて
出発前に、行く予定の国のビザ情報を確認しなくてはなりません。この情報を把握せずに滞在していると、不法滞在になってしまうこともあります。海外へ出発する前は必ずこの情報を認識しましょう!
外国では、入国する際にビザが必要な国があります。ビザが不要な国でも、それぞれの国で滞在出来る期間が決まっています。事前に滞在する期間を把握し、それぞれの国のルールを把握する必要があります。
ドイツへの入国が出来る方法は、大きく分けて4つあります。
1.ビザなし(観光ビザ)での滞在
ドイツでは、ビザなし(観光ビザ)で滞在することが出来ます。しかしビザなし(観光ビザ)の場合、滞在出来る期間が決まっています。これを守らないと、不法滞在と見なされる危険性が極めて高くなります。ビザなし(観光ビザ)で長期間滞在を予定されている方は、十分注意してください。
ドイツでのビザなし(観光ビザ)での滞在可能期間は、以下の1つが適用されます。
シェンゲン協定
ドイツは、シェンゲン協定加盟国のひとつです。シェンゲン協定加盟国(ヨーロッパのほとんどが加盟国)内は、基本自由に行き来することが出来ます。最初のシェンゲン加盟国の入国日から180日間で合計90日の無査証滞在が可能です。すべての加盟国での滞在日数が合計90日以内でなければなりません。過去の渡航歴も確認されます。
旅券の未使用査証欄は見開き2頁以上が必要で、出国用航空券も必要です。海外旅行保険、滞在費証明などを事前に用意しておくと、入国審査ではスムーズにいくかもしれません。
European Commission Short-stay Visa Calculator(欧州委員会のホームページ内)より、シェンゲン領域での短期滞在可能日数を算出することが出来ます。計算が難しいと思われる方は是非ご利用ください。
European Commission Short-stay Visa Calculator
シェンゲン協定加盟国は以下のとおりです。
- Austria (オーストリア)
- Belgium (ベルギー)
- Czech republic (チェコ)
- Denmark (デンマーク)
- Estonia (エストニア)
- Finland (フィンランド)
- France (フランス)
- Germany (ドイツ)
- Greece (ギリシャ)
- Hungary (ハンガリー)
- Iceland (アイスランド)
- Italy (イタリア)
- Latvia (ラトビア)
- Liechtenstein (リヒテンシュタイン)
- Lithuania (リトアニア)
- Luxembourg (ルクセンブルグ)
- Malta (マルタ)
- Netherlands (オランダ)
- Norway (ノルウェー)
- Poland (ポーランド)
- Portugal (ポルトガル)
- Slovakia (スロバキア)
- Slovenia (スロベニア)
- Spain (スペイン)
- Sweden (スウェーデン)
- Switzerland (スイス)
シェンゲン協定に参加していないヨーロッパ圏
- Albania(アルバニア)
- Belarus(ベラルーシ)
- Bosnia-Herzegovina(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
- Bulgaria (ブルガリア)
- Croatia (クロアチア)
- Cyprus (キプロス)
- French territories of French Guyana, Guadeloupe, Martinique, Reunion, Mayotte, Saint Barthelemy and Saint
- Kosova(コソボ)
- Martin(ギアナ(フランス領)、グアドループ、マルティニーク、マヨット、サン・バルテルミー島、セント・マーチン島)
- Macedonia(マケドニア共和国)
- Montenegro (モンテネグロ)
- Ireland (アイルランド)
- Russian(ロシア)
- Romania (ルーマニア)
- Serbia(セルビア)
- Ukraine(ウクライナ)
- United Kingdom (イギリス)
※2018年7月現在の情報です。ビザの情報は、どんどん変わってしまうことがよくあります。最新情報は外務省の公式ホームページをチェックしてください。
2.学生ビザ(就学ビザ)

ドイツはとても学力レベルが高く、そして学費が無料の学校が多いため、最も人気な留学地のひとつです。
必要書類は以下のとおりです。
- 申請書(申請書1部と長期ビザ申請書2部)
- 誓約書
- 証明写真2枚(35×45)
- パスポートとコピー2部(期限が切れていないもの)
- 日本の在留カードの原本とコピー1部
- ドイツの学校からの入学許可書原本とコピー2部
- ドイツでの滞在費を負担できる経済的能力の証明原本とコピー2部
- ビザ発給手数料:75ユーロ
詳細は、在日ドイツ大使館のホームページから確認することが出来ます。わからないことは、大使館に直接問い合わせてみてください。親切に教えていただけます。
4.就労・研修・研究ビザ

ドイツで仕事をするには事前に許可を得る必要があります。詳細は、在日ドイツ大使館の就労ビザページから確認することが出来ますわからないことは、大使館に直接問い合わせてみてください。親切に教えていただけます。
入国
到着から入国までの一連の流れはこのような流れになっています。
1.入国審査

ドイツに飛行機が到着したら、日本などのシェンゲン協定加盟国以外の国からの入国の場合のみ、入国審査を受ける必要があります。カウンターには2種類あり、EU諸国専用カウンターと、EU諸国外用カウンターがあります。日本のパスポートを所持している場合は、EU諸国外用のカウンターに進みます。審査官にパスポートを提示して、審査を受けてください。
入国審査では、聞かれたことだけを答えましょう。聞かれたこと以外を答えると、怪しまれてしまうことがよくあるので、あまりおすすめは出来ません。日本人にはおそらく英語で話してもらえます。英語がわからない場合でも、聞かれることはだいたい決まっています。事前に最低限の英語の練習をしておきましょう。入国審査で聞かれる質問は、主に以下の5つです。
- 滞在期間
- 滞在目的
- 帰りのチケットを持っているか
- 何回この国に訪れたか
- 宿泊先
※プロセスやルールは常に変わっていて、国や担当によって、個人差があります。あくまで参考情報としてとらえて頂ければと思います。
2.荷物の受け取り

出発の際に手荷物を預けた方は、搭乗した飛行機の便名が表示されたターンテーブルで受け取ります。申告するものがある人は審査を受けてください。
ドイツでは2018円7月現在、入国カードの記入の必要はありません。しかし、日本への帰国の際は必要です。日本到着直前の機内でCAさんが入国カードを配ります。記入をしましょう。他の国で経由した場合でも、記入する必要がある場合があります。
荷物を受け取ったら、到着ゲートへ進みましょう。
出国
出発時刻の2時間前までには空港に到着するようにしましょう。空港内では混雑などで、飛行機までの道のりが非常に長いです。余裕を持って搭乗手続きを済ませましょう。空港内では、おみやげやレストラン、カフェなど、自由にくつろぐことが出来ます。
1.チェックイン(搭乗手続き)
航空会社の自分が利用するクラスのカウンターに並び、航空券とパスポートを提出し、荷物を預け、搭乗券を受け取ります。

2.出国審査

出国審査審査官にパスポートと搭乗券を提示しましょう。出国審査が終わったら、次は手荷物検査を受けましょう。飲み物などはほぼ持ち込むことが出来ません。事前に飲み終わりましょう。(空港内で購入できます。)
3.指定された空港ゲートへ行く

出来るだけ余裕を持って、ゲートに行きましょう。ゲートは急に変更になったり、または似ているゲート名で間違っていた、ということがありますので、十分注意しましょう。
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